パソコンなしでiPhoneのパスコードを忘れた場合に初期化する方法
著者 川端 和羽 最終更新日 2024-12-24 / カテゴリiPhoneパスコード解除
iPhoneは人気のある機種だけに盗難対策も必要です。その一環として役立ってくれるのがパスコードの設定です。大変便利な機能ではあるのですが、仮にパスコードを忘れてしまうとどうすればいいのでしょうか。
ここでは、iPhoneのパスコードを忘れてしまった場合、パソコンが手元にない状況でも初期化する方法があります。この記事では、簡単な手順で解決できる方法を詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください!
Part1.パソコンなしでiPhoneのパスコードを忘れた場合に初期化する方法4選
ではiPhoneのパスコードを忘れたときに、パソコンがない状況でどのように初期化するのかを見ていきましょう。ここでは幾つかの方法を紹介しますので、先ずは試せる範囲で利用してください。
方法1:「セキュリティロックアウト」機能を利用してiPhoneを初期化する方法
iPhoneのパスコードを何度も間違えて入力すると、「セキュリティロックアウト」という画面が表示されます。この機能を活用すれば、パソコンなしで簡単にiPhoneを初期化できます。以下に詳しい手順を説明します。
「セキュリティロックアウト」画面を確認
パスコードを6回以上間違えて入力すると、一定時間ロックされます。
繰り返し間違えると、「セキュリティロックアウト」と表示されます。この画面には「iPhoneを消去」という選択肢が表示されます。「iPhoneを消去」を選択
「セキュリティロックアウト」の画面で右下にある「iPhoneを消去」をタップします。
確認画面が表示されるので、もう一度「iPhoneを消去」をタップします。Apple IDを入力
Apple IDのパスワードを入力して、本人確認を行います。
入力後、iPhoneのデータが自動的に消去され、初期化が開始されます。初期化完了後に設定を行う
初期化が完了すると、iPhoneは工場出荷時の状態になります。
電源を入れると、初期設定画面が表示されますので、案内に従って設定を進めます。
Apple IDとパスワードを入力してアクティベーションロックを解除し、通常通り使用できる状態にします。
注意:
- 「セキュリティロックアウト」画面を利用できる条件:iPhoneがiOS 15.2以降のバージョンであり、「探す」機能が有効になっていること。
方法2:iCloud.comからiPhoneを初期化する
パスコードを忘れて「iPhoneが使用できません」と表示された場合でも、パソコンなしで初期化する方法があります。このケースでは、別の端末を使ってiPhoneをリセットします。
別端末のブラウザからiCloud.comにアクセスして使用できないiPhoneのApple IDとパスワードでログインします。(ご利用のiPadの「探す」がオンになっている場合しかできません)
iCloudのメニューから「iPhoneを探す」を選択します。必要に応じて、再度Apple IDとパスワードを入力してログインします。
画面上部の「すべてのデバイス」をクリックします。初期化したいiPhoneを選択します。
デバイス情報が表示されたら、「このデバイスを消去」をクリックします。
確認画面でパスワードを入力すると、iPhoneのデータが消去され、初期化が開始されます。
この方法を利用すれば、パソコンを使わずに別の端末からiPhoneを初期化することができます。手軽に試せるため、困ったときに活用してください!
注意:
- 初期化後、Apple IDで再ログインが必要です(アクティベーションロックが有効)。
- 「iPhoneを探す」機能がオフの場合やApple IDを忘れた場合は、この方法を使用できません。
方法3:他のiOS端末がある場合に「iPhoneを探す」アプリで初期化
もし使えなくなったiPhoneがあり、他のiOS端末(iPhoneまたはiPad)が手元にある場合、パソコンなしでiPhoneのパスコードを解除することが可能です。以下の手順で、簡単に初期化できます。
- 別のiOS端末でiPhoneを探す、もしくはiPhoneを探すのアプリを起動します。(アプリがインストールされていない場合、App Storeからダウンロードしてインストールします。)
- アプリを開いた後、パスコードを入力して、使用するApple IDとそのパスワードでログインします。ログイン後、対象のデバイスが表示されます。
「探す」のアプリ内で、該当するiPhoneを選択します。「iPhoneを消去」のオプションを選んで、初期化を開始します。
確認のため、再度Apple IDとパスワードを入力します。入力が完了すると、iPhoneのデータが消去され、初期化が実行されます。
注意:
- 初期化後、Apple IDで再ログインする必要があります(アクティベーションロックが有効)。
- 「iPhoneを探す」機能がオンになっている必要があります。
- この方法は、iCloud.comからの操作手順とほぼ同じです。
この方法を使えば、パソコンがなくても他のiOS端末から簡単にiPhoneを初期化することができます。
方法4:Siriを使ってiPhoneのパスコードを解除する(iOS8~10.1のみ)
iOS 8~iOS 10.1のiPhoneをお使いの方に限られる方法として、Siriを使ってパスコードを忘れた際にロックを解除する方法があります。この方法はiPhoneを初期化することはできませんが、パスコードを忘れた場合にロックを解除するための有名な方法です。ただし、手順が多いため、慎重に進めることが重要です。
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Hey Siriと時間を聞くと、現在の時間が表示されるので時刻をタップします
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世界時計が開くので右上にある+のマークをタップします
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検索ボックスに適当な都市名を入れます。「(ニューヨークを例としていますが、外国である必要はありません)
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カーソルをタップすると、コマンドが下に表示されるので右端にある三角のマークをタップ
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共有をタップ、さらにメッセージをタップします。
- 宛先に11桁の適当な数字を入力して「改行」をタップします。
- さらに数字をタップすると画面が切り替わるので新規連絡先の作成をタップします。
- 登録画面になるので写真を追加をタップして、写真を選択するをさらにタップします。
- モーメントを選択して数秒待ってから、ホームボタンをタップします。
以上でパスコードの入力なしでホーム画面に移動します。
Part2.パソコンでiPhoneのパスコード忘れた時、強制的に初期化する方法2選
iPhoneのパスコードを忘れた場合、パソコンを使って強制的に初期化する方法は2つあります。以下では、パソコンを利用してiPhoneを初期化方法を紹介します。
方法1:専門ツールTenorshare 4uKeyを使用してiPhoneを強制初期化する
iPhoneのパスコードを忘れた時に役立つ簡単な方法として、Tenorshare 4uKeyを使った解除手順をご紹介します。この方法はパソコンを使用する必要がありますが、非常に簡単で、初心者でも直感的に操作できます。パソコンがある方には特におすすめのツールです。
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4uKeyをPCにインストールして起動し、「画面ロックを解除」をクリックします。
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iPhoneとパソコンをケーブルで接続し、開始をクリックします。
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ファームウェアのダウンロードをクリックします。
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ダウンロード完了後、「ロック解除」をクリックして、iPhoneのパスコード解除完了まで数分待機してください。
基本的にTenorshare 4uKeyの画面の指示に従うだけで、操作が完了しますのでとても便利なアプリです。
方法2:iTunes(またはFinder)を使ってiPhoneを初期化する
iTunes(またはmacOS Catalina以降ではFinder)を使用して、パソコンからiPhoneを初期化し、パスコードを解除する方法です。
iPhoneをパソコンに接続
iPhoneをUSBケーブルでパソコンに接続します。iTunesまたはFinderを起動
macOS Catalina以降ではFinderを、WindowsまたはmacOS Mojave以前ではiTunesを起動します。iPhoneをリカバリモードにする
以下の手順でiPhoneをリカバリモードにします(モデルに応じて異なります):- iPhone 8以降:音量ボタンを押してすぐに放し、次に音量ダウンボタンを押してすぐに放し、サイドボタンを長押しします。Appleロゴが表示されても放さず、リカバリモードの画面が表示されるまで待機します。
- iPhone 7/7 Plus:音量ダウンボタンとサイドボタンを同時に長押しし、リカバリモード画面が表示されるまで保持します。
- iPhone 6s以前:ホームボタンとサイドボタンを同時に長押ししてリカバリモードに入ります。
iTunesまたはFinderでiPhoneを選択
iTunesまたはFinderで接続されたiPhoneを選択します。iPhoneを復元する
「復元」を選択すると、iPhoneが初期化され、パスコードが解除されます。再設定
初期化後、iPhoneが再起動し、設定画面が表示されます。再設定を行い、Apple IDを使ってiPhoneをアクティブにします。
注意:
- データの消失:これらの方法はiPhoneを初期化するため、すべてのデータが消失します。バックアップを取っている場合は、バックアップから復元できます。
Part3.iPhoneを初期化できないのはなぜ?
iPhoneを初期化できない原因はいくつか考えられます。以下はその主な理由です:
- Apple IDの認証情報が必要: 初期化を行う際、Apple IDのパスワードやiCloudアカウントの認証情報が求められます。これを忘れてしまった場合、初期化を進めることができません。
- iPhoneが「アクティベーションロック」状態になっている: iPhoneが「アクティベーションロック」状態になると、他の方法での初期化が制限されます。アクティベーションロックを解除するには、Apple IDとパスワードが必要です。
- iTunesまたはFinderでの接続問題: iTunesやFinderを使ってiPhoneを初期化しようとしている場合、接続に問題があると進行できないことがあります。ケーブルの不具合や、PCとの接続エラーなどが原因です。
- iOSのバージョンの不具合: iPhoneのiOSに不具合がある場合、初期化の処理が途中で止まることがあります。最新のiOSにアップデートすることで解決する場合があります。
- iCloudバックアップや同期中のエラー: iCloudやiTunesでのバックアップや同期がうまくいっていないと、初期化ができない場合があります。
まとめ
iPhoneのパスコードを忘れた場合、パソコンがある場合とない場合で初期化の方法を紹介します。一般的な方法として、セキュリティロックアウト機能やiCloudを使った方法がありますが、これらには条件が必要です。
条件を使わずにパスコードを解除したい場合は、画面ロック解除ツールTenorshare 4uKeyを利用して初期化するのが良いでしょう。PCが必要ですが、初心者でも直感的に操作できるため、簡単に利用できます。
- パスワードなしでiPhone・iPad・iPodからApple IDのロックを削除可能
- iPhone/iPadのロック画面からパスコード/Touch ID/Face IDを簡単に解除
- スクリーンタイム・パスコード・Apple ID・MDMプロファイルを速やかに削除可能
- iTunesまたはiCloudを使わずにiPhone/iPad/iPod Touchを修復
- iOS18/iPadOS 18やiPhone 16に対応