2018秋のスペシャルイベント:新型iPhone情報まとめ
現地時間9月12日午前10時(日本時間9月13日午前2時)より、2018年度Appleの秋スペシャルイベントが開催されました。スペシャルイベントで、iPhone Xの後継機種を含む3モデルの新型iPhone(iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR)、そして画面が大型化したApple Watch Series 4が登場しました。
この記事は、スペシャルイベントの発表内容を簡潔にまとめご紹介したいと思います。
2分でわかる・iPhone XS/Max/XRとApple Watch Series 4 情報まとめ
それでは、新型製品の最新情報をそれぞれ確認していきましょう。
画面を30%大型化したApple Watch Series 4
Apple Watchの新モデル「Series 4」は初代以来初めてのデザイン刷新を行いました。ディスプレイは従来より30%も大きくなり、写真や地図などを見やすくなったほか、ウォッチフェイスにはUV指数や心拍数、アクティビティ、ミュージック、ワークアウトなどな最大8つの情報を1つの画面に表示可能です。
第4世代CPUを搭載したApple Watch Series 4は、 基本性能が全般的に強化され、処理速度も従来モデルの最大2倍に向上させました。スピーカー音量が50%アップし、音質も大幅に強化してより快適な通話体験ができるようになりました。
64ビットデュアルコアS4プロセッサを搭載したApple Watch Series 4は、 基本性能が全般的に強化され、処理速度も従来モデルの最大2倍に向上させました。スピーカーの音量も約50%アップしました。
ヘルスケア機能も強化され、光学式心拍センサーは基準値を上回った場合に加え、使用者が運動していないと思われる時に心拍数が基準値を10分間下回ると、心拍数が低いことを通知することができるようになりました。つまり、不整脈の一つの症状「徐脈」を検知できるとのことです。また心臓の活動を計測して心電図(ECG)の作成にも対応しています。
さらに、転倒検知機能も追加し、ユーザーが転倒したことを検知できるほか、転倒して1分経っても装着者が反応しない場合、緊急通報機能が自動的に起動し、緊急電話を自動的に発信するか、緊急連絡先にメッセージを送信します。
Apple Watch Series 4は、9月14日に予約を開始し、9月21日に発売します。直販価格については、GPSモデルが4万5800円(税別)からで、GPS+CELLULARモデルが5万6800円(税別)からです。
さらに強力進化:iPhone XS/XS Max/XRが登場
恒例のApple秋のスペシャルイベントでは、一番注目を集めたのがやはり新型iPhoneの発表でしょう。今年AppleはiPhone Xの後継機種「iPhone XS」「iPhone XS Max」とCシリーズと同じく廉価版モデルである「iPhone XR」3モデルのiPhoneが発表されました。続いては、三つのモデルのスペックや特徴、そして違いをご紹介します。
・iPhone XS & iPhone XS Max
まずは、有機EL(OLED)を搭載したiPhone Xの後継モデルだと呼ばれる5.8インチiPhone XSと6.5インチiPhone XS Maxです。Super Retina HDディスプレイを採用し、本体の色はゴールド、スペースグレイ、シルバーの3種類が提供されています。
本体前面に7MP TrueDepthフロントカメラ(ƒ/2.2広角レンズ/ビデオ手ぶれ補正)を搭載し、 ポートレートモードでのセルフィー、アニ文字、ミー文字に対応可能です。背面カメラはいずれも1200万画素のデュアルレンズカメラ(ƒ/1.8広角レンズ+ƒ/2.4望遠レンズ)で、光学式手ぶれ補正もあるので、暗所にはかなり強くなったと予想できます。また、動画撮影については、最大「4K/60fps」という超高画質かつ滑らかな動画を撮影することができます。
CPU方面では、A12 Bionicによって処理性能が大幅にアップし、消費電力も最大50%まで減少できます。さらに、防沫性能、耐水性能、防塵性能も強く、最大水深2メートルで最大30分も耐えられそうです。
・iPhone XR
廉価版のiPhone XRは6.1インチの液晶Liquid Retinaディスプレイを搭載し、iPhone 8 Plusより本体のサイズが小さいですが、上下ベゼルがないため、スクリーンサイズはiPhone 8 Plusより大きくなっています。本体はガラスとアルミニウムを組み合わせた高級感あふれるデザインで、イエロー、オレンジ(コーラル)、ブラック、ブルー、プロダクトレッドの5色も選択可能です。
性能方面はiPhone XS/XS Macと同じくA12 Bionicを搭載していますので、廉価版とは言え、機能性や処理ではXSやXS Maxに引けを取らないでしょう。
iPhone XS/XS Max・iPhone XRスペック一覧
三つの新型iPhoneの違いを見やすくするため、主なスペック情報を以下の比較表にまとめてみました。
iPhone 2018 | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone XR |
---|---|---|---|
基本スペック | 6.5インチSuper Retina HDディスプレイ 2,688 x 1,242ピクセル解像度、458ppi 3D Touch 最大輝度625cd/m2(標準) |
5.8インチSuper Retina HDディスプレイ 2,436 x 1,125ピクセル解像度、458ppi 3D Touch 最大輝度625cd/m2(標準) |
6.1インチLiquid Retina HDディスプレイ 1,792 x 828ピクセル解像度、326ppi 最大輝度625cd/m2(標準) |
プロセッサ | A12 Bionicチップ 次世代Neural Engineを搭載 |
A12 Bionicチップ 次世代Neural Engineを搭載 |
A12 Bionicチップ 次世代Neural Engineを搭載 |
価格 | 64 GB➩12万4800円(税別) 256GB➩14万1800円(税別) 512GB➩16万4800円(税別) |
64 GB➩11万2800円(税別) 256GB➩12万9800円(税別) 512GB➩15万2800円(税別) |
64 GB➩8万4800円(税別) 128GB➩9万800円 (税別) 256GB➩10万1800円 (税別) |
カラー | シルバー・スペースグレー・ゴールド | シルバー・スペースグレー・ゴールド | ブラック・ホワイト・レッドイエロー・ ブルー・オレンジ(Coral) |
カメラ | デュアル12MPカメラ(広角と望遠) 広角:ƒ/1.8絞り値、望遠:ƒ/2.4絞り値 デュアル光学式手ぶれ補正 |
デュアル12MPカメラ(広角と望遠) 広角:ƒ/1.8絞り値、望遠:ƒ/2.4絞り値 デュアル光学式手ぶれ補正 |
12MPカメラ ƒ/1.8絞り値 光学式手ぶれ補正 |
充電 | ワイヤレス充電(Qi充電器に対応) | ワイヤレス充電(Qi充電器に対応) | ワイヤレス充電(Qi充電器に対応) |
新型iPhoneの予約時間と発売時間について、9月14日(金)午後4時1分から「iPhone XS」、「iPhone XS Max」、「Apple Watch Series 4」の予約を開始し、「iPhone XR」は10月19日(金)午後4時1分から予約受け付けを開始します。そして、新機種は日本を含めて9月21日から順次発売します。
新型iPhoneやApple Watchの正式発売まであと1週間ありますが、iPhoneの機種変更を考えている方はそろそろiPhoneデータ移行のための事前準備をしておきましょう。古いiPhone内にある膨大なデータをバックアップするにはかなり時間がかかってしまう場合もありますので、データをしっかりと整理して、十分な時間を確保してiPhoneのバックアップ作業を行いましょう。
また、機種変更する際のデータ移行作業が複雑でどうすればいいのかよくわからない場合は、iPhone初心者の皆さんにデータ移行に最適なデータ移行ツール「Tenorshare iTransGo」をおすすめします。二台のiPhoneを同時にパソコンに接続し、iTransGoによってワンクリックだけですべてのデータが新しい移行することができますので、時間も手間もほとんどかからずに済ませることができます。iPhoneのデータ引き継ぎ作業に困っている方は、ぜひお試しください。
- 無料でiPhone/iPad/iPodで必要なデータを一括バックアップ、選択したデータだけもバックアップ可能
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