iPadでWord文書を復元する方法のまとめ
Word文書を編集する際、パソコンやスマホではなくiPadを使う人もいる事でしょう。
あまり知られていませんが、iPadでもWord文書は可能です。起動にかかる時間が短かったり、大きな画面で見やすかったりと、意外なメリットもある事からiPadで編集する人も少なからずいるようです。
しかし、パソコンやスマホとは勝手が違うため、予想外のアクシデントでWord文書が消えてしまう事もあります。そこで今回はiPadでWord文書が消え てしまった場合、その原因を探る方法や復元方法を中心に解説しましょう。
︎︎Part1.iPadでWord文書が消えてしまった原因
まずはiPadでWord文書が消えてしまう主な原因を紹介します。大きく4つの原因に分ける事ができ、操作ミスや同期の失敗など様々です。これらの原因を検証すると同時に、Word文書を復元できるようにしましょう。
原因1.iPadでWord文書を誤って削除してしまった
iPadでWord文書を削除してしまった場合、全て作り直さなければなりません。ちょっとした操作ミスでもこうした事態は起こりうるので、非常に厄介です。大事な文章を消してしまわないように、iPadの取り扱いにはくれぐれも気を付けてください。
原因2.iPadでWordファイルの自動保存が機能しなかった
iPadでWord文書の編集中、こうしたミスが割と多く発生します。原因は「名前を付けて保存」を利用せず、自動保存機能に頼りっきりというのが大きな理由です。自分で保存するようにしないと、大事なデータが消えた時に痛手を被りやすくなります。 自動保存機能での保存のみならず、自ら保存する事もこまめに行いましょう。
原因3.OneDriveとの同期に失敗した
OneDriveで同期が上手くいかなかったり、失敗が多かったりすると、データが消えやすくなります。同期の失敗にはシステムの不具合に加え、最新の状態に更新されていない事も原因として挙げられます。 なのでOneDriveのアップデートを勧められた時など、定期的に更新するようにしましょう。
原因4.iPadの故障によりWordデータが消えた
iPadそのものが壊れてしまった場合、Wordデータも一緒に消えてしまう可能性が高いです。その場合はiPadを修理に出したり、新しいものに買い替えましょう。
またクラウドサービスもあるので、そこにWordデータを保存し、バックアップを取っておくのも有効です。
Part2.iPadで消えたWord文書を復元する方法
続いてはWord文書の復元方法を紹介します。主な方法としてWordデータの復元があり、これを使えば削除してしまった場合でも復元する事ができます。ゴミ箱やOneDriveなど、削除済みのWordファイルが埋まっている場所は様々です。上手く活用して大事なデータを残せるようにしましょう。
方法1.「最近削除した項目」から勝手に消えたiPadのWord文書を復元する
削除されてから日が経たないうちは、「最近削除した項目」から復元できる事があります。
手順1: まずはファイルアプリを開き、「最近削除した項目」タブをタップします。
手順2: 続けて表示される選択肢の中から復元をタップしてください。
手順3: 取っておきたいファイルを選択してから「復元」をタップし、Word文書が復元されていれば完了です。
方法2.OneDriveのバージョン履歴を確認してiPadのWordファイルを復活する
OneDriveではバージョン履歴という機能で以前のバージョンのファイルを参照し、間違えて削除してしまったファイルも復元できます。
手順1: OneDriveからバージョン履歴を選択します。
手順2: 更新履歴や更新者の名前などが表示されるので、戻したいバージョンに合わせて「復元」もしくは「ダウンロード」をクリックしましょう。
手順3: 復元履歴からWord文書が復元されていれば完了です。
方法3.自動保存ファイルを探してiPadのWord文書を取り戻す
iPadからOneDriveに接続していない場合は、iPad内のローカルストレージに保存されている可能性があります。
手順1: Wordアプリ内から「最近使ったアイテム」や「保存」の場所を確認してみてください。
手順2: Wordアプリを開き、「最近使ったアイテム」の一覧を確認すると削除したはずのファイルが見つかる事があります。
それでも見つからない場合は、Wordアプリの認証やヘルプを参照したり、保存場所を確認してみてください。スキャンや復元にかかる時間は短く、他の復元方法より手早く済ませられる点からおすすめです。
方法4.iPadのバックアップから削除したワードデータを復元する
手順1: iPadとパソコンをUSBケーブルで接続したままiTunesを起動し、メニューから「このコンピュータ」「ローカルのバックアップを暗号化」を選んでチェックを入れます。
手順2: パスワードの設定画面が表示されるので、その中にバックアップ用のパスワードを入力してください。空き容量の隣にある「同期」ボタンをクリックすると、バックアップが始まります。
手順3: 同期の完了後はバックアップ履歴が更新され、「最新のバックアップ」に最後にバックアップした時間が表示されます。
手順4: 「最新のバックアップ」を参照しながら復元したい日付やサイズを選び、「バックアップで復元」をクリックしてください。
手順5: 「新しいiPadへようこそ」という画面に移動するので、内容に間違いがなければ「このバックアップから復元」をクリックし、復元を実行しましょう。
以上の工程を経て、iPad内にWord文書が復元されていれば完了です。
方法5.データ復元アプリを使用して保存しないiPadのWord文書を復元する
保存していないデータでも、データ復元アプリ を使えば復元する事ができます。「UltData for iOS」なら簡単にインストールできるので、事前に済ませておきましょう。
安全・強力 信頼できるiOSデータ復元ソフト。iOSデバイス本体、またはiTunes・iCloudバックアップから簡単に画像や動画などのデータを復元
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UltData for iOSをインストールして起動します。接続したいデバイスを選択します。
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デバイスを接続して、「写真」や「動画」などをスキャンします。
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スキャン結果から、復元したいデータを選択します。復元を実行します。
Part3.【補充】iPadでWord文書が自動保存されたはずなのに消えた?
これらの方法を使っても、自動保存されたはずのWord文書が消えてしまっている場合があります。3つの主な原因を紹介しますので、修復の際に参照してください。
1.iPadのストレージ容量が足りない
iPadのストレージ容量が不足 していると、Word文書が保存できません。その場合は設定から「iPadストレージ」を開き、不要なデータを削除するようにしてください。また外付けHDDなどの外部ストレージで容量を増やすのもおすすめです。
2.Wordの自動保存設定が有効になりません
OneDriveの自動保存設定 が有効になっていないと、Wordでもデータが保存できない場合があります。自動保存設定を有効にするには、OneDriveの「名前を付けて保存」にWord文書を移動し、アカウントを有効にする必要があります。そのままファイル名を入力し、「保存」を選択すれば完了です。
3.自動保存先の場所を確認する
iPadで自動保存先の場所を確認する際は、ファイルから「保存」画面を開いてください。「自動回復用のファイルの場所」に自分のユーザー名が表示されるので、それが自動保存先の場所という事です。フォルダを開いて移動するという手段もありますが、初期状態だとフォルダが隠れているので、必ず表示タブの「隠しファイル」の場所にチェックを入れましょう。
︎最後に
iPadでWord文書が消えてしまった事の原因や復元する方法を紹介しました。iPadではパソコンやスマホとは勝手が違うため、予想外のアクシデントでデータが消えてしまう事があります。しかし、バージョン履歴の確認などの方法でiPadでWord文書を復元する事ができます。
またTenorshare 「UltData for iOS」を使えば、自動保存ファイルから過去のデータを読み取って復元する事ができ、時間も他の方法より短いので便利です。Word文書の編集及び復元はiPadでも可能なので、これらの方法を試して大事なデータを残せるようにしましょう。
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iPadでWord文書を復元する方法のまとめ
最終更新日2024-09-27 / カテゴリiPhoneデータ復元
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