【iOS 18】iCloudからiPhoneの過去削除したメッセージを復元する

iCloudで大事なメッセージを復元させたい！といったことはありませんか？

一度iCloudから削除されたメッセージは復元できなくなってしまうのでしょうか。いいえ、実はそんなことはありません。iCloudから削除されたメッセージを復元させる方法があるのです。

ここでは、iCloudからiPhoneの削除したメッセージを復元する方法を解説します。

Part1．iPhoneメッセージの種類

iPhoneを使用していると、日々多くのメッセージを受信します。これらのメッセージは主に二つの形式に分けられます。それぞれの特徴を理解することは、必要なメッセージを効率的に管理し、必要に応じて復元するために重要です。

SMS/MMS（緑色のアイコン）
Eメール（青色のアイコン）

SMS/MMS（緑色のアイコン）

SMS (Short Message Service): テキストメッセージングサービスの一種で、160文字以内の短いテキストメッセージを送受信します。SMSは携帯電話同士で直接テキストメッセージを交換するための基本的な機能であり、インターネット接続を必要としません。

MMS (Multimedia Messaging Service): SMSの進化形で、テキストだけでなく、画像、動画、オーディオクリップなどのマルチメディアコンテンツを含むメッセージを送受信することができます。MMSはより豊かなコミュニケーションを可能にしますが、データ接続が必要になることがあります。

SMSおよびMMSメッセージは、iPhoneの「メッセージ」アプリで緑色のアイコンとして表示され、携帯電話の回線を通じて送受信されます。これらは、iCloudを介してバックアップおよび復元が可能ですが、このプロセスを行うためには、iCloudの設定でSMSのバックアップを有効にしておく必要があります。

Eメール（青色のアイコン）

Eメール: インターネットを介して送受信される電子メールです。iPhoneには「メール」という専用のアプリがあり、複数のEメールアカウントを追加して管理することができます。Eメールは、文書や写真などのファイルを添付して送信することが可能で、プロフェッショナルなコミュニケーションや、より長い形式のメッセージ交換に適しています。

Eメールメッセージは、iPhoneの「メール」アプリで青色のアイコンとして表示されます。iCloudメールアカウントを使用している場合、メールは自動的にiCloudと同期され、デバイス間でのアクセスが容易になります。また、他のEメールサービス（例えば、GmailやOutlook）もiPhoneに設定することができ、それらのメールもアプリ内で管理することが可能です。

Part2．iPhoneの「最近削除した項目」からメッセージを復元する

iPhoneでは、誤って削除したメッセージやデータを一定期間内であれば復元することが可能です。これは、「最近削除した項目」という機能を通じて行われます。この機能は、特定のアプリケーションやデータタイプによっては直接的なサポートがない場合がありますが、写真やメモなどいくつかのアプリでは利用することができます。残念ながら、iOSの標準「メッセージ」アプリでは「最近削除した項目」フォルダーは提供されていませんが、間接的な方法でメッセージの復元を試みることは可能です。

Part3．iPhoneを初期化してiCloudバックアップからメッセージを復元する

もし「メッセージ」を含むiPhone全体のバックアップがiCloudに存在する場合、そのバックアップを使ってデバイス全体を復元することで、削除されたメッセージを回復することが可能です。この方法を使う前に、以下の点を考慮することが重要です。

手順1：復元を実行する前に、最新のバックアップが存在し、必要なメッセージが含まれていることを確認してください。
手順2：「一般」＞「転送またはiPhoneをリセット」＞「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップします。
手順3： iPhoneがリセットされた後、デバイスを再設定します。途中で「Appとデータ」画面が表示されたら、「iCloudバックアップから復元」を選択します。