iPhoneデータ復元・活用術

【バックアップなしでも】iPadから削除されたデータを復元する方法

iPadを使っていて、大切なデータが突然消えてしまうととても困ります。写真やメモ、アプリのデータ、LINEのトーク履歴など、失いたくないデータが多いのがiPadの特徴です。こうしたデータが削除された場合でも、適切な方法を使えば復元できる可能性があります。

この記事では、iCloudやiTunesを利用したバックアップからの復元方法に加え、バックアップがない場合でもデータを復元する手段をご紹介します。初心者でも簡単に取り組める手順なので、失ったiPadデータを取り戻す際の参考にしてください

︎︎Part1.iPadのデータ復元が必要となる症状例

データ復元が必要になる状況はさまざまですが、特に多いのは以下のケースです。

  • 誤って削除した:うっかり写真やファイル、メモを削除してしまうことはよくあります。削除後すぐなら復元できることが多いです。
  • iOSアップデートの失敗:iOSのアップデート中にエラーが発生し、データが失われることがあります。
  • 初期化やリセット:デバイスのトラブル解消のために初期化した後、データが元に戻らなくなるケースです。
  • アプリの削除:アプリをアンインストールすると、その中のデータも削除されることがあります。たとえば、LINEトーク履歴が失われる場合も。
  • 端末の物理的損傷:落下や水没などで端末が壊れ、データにアクセスできなくなる場合も復元が必要です。

これらの症状に見覚えがある場合は、データ復元を試してみることをおすすめします。大切なデータは、一度失ってしまうと二度と戻せない可能性があります。

Part2.iPadのバックアップはどこにある?

iPadのバックアップの保存場所は、バックアップ方法によって異なります。一般的に利用されるバックアップ方法とその保存場所を以下にまとめました。バックアップがあれば、データ復元が非常に簡単になります。まずは、バックアップの場所を確認しましょう。

1. iCloudバックアップの場合

iCloudバックアップの場合、バックアップデータ自体は、Appleのサーバー上に保存されます。 つまり、あなたのiPadやパソコンの中に、バックアップファイルとして直接保存されているわけではありません。これで、デバイスの容量を圧迫せず、複数のデバイス間で簡単に復元できます。

設定しておけば、自動的にiCloudバックアップが作成され、iPhoneやMacなど、他のAppleデバイスとの連携もスムーズです。

確認方法:

  • 手順1: iPadの設定アプリを開き、「[あなたの名前]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」の順にタップします。

  • 手順1: 「このiPadをバックアップ」がオンになっているか確認し、最後にバックアップされた日時も確認できます。

2.iTunes/Finderバックアップの場合

iPadのiTunes/Finderバックアップの保存場所は、お使いのコンピューターの種類によって異なります。

macOSの場合

  • 通常の場合: ~/Library/Application Support/MobileSync/Backup フォルダ内に保存されています。 「~」はホームディレクトリを表します。
  • macOS Catalina 10.15以降の場合:Finderで「一般」>「バックアップを管理」に進み、目的のバックアップを右クリックして「Finderで表示」を選択すると、保存場所を確認できます。
  • Windowsの場合

  • 通常の場合: C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup フォルダ内に保存されています。
  • Microsoft Store版iTunesの場合: C:\Users\(ユーザー名)\AppleMobileSync\Backup フォルダ内に保存されている場合があります。
  • バックアップファイルの探し方

    • 手順1: Finder/エクスプローラーでフォルダを開く: 上記のパスをコピーして、Finder(macOS)またはエクスプローラー(Windows)のアドレスバーに貼り付け、Enterキーを押します。

    • 手順2: バックアップファイルを特定: フォルダ内には、iPadのシリアル番号などを含む英数字のフォルダが複数存在します。あなたのiPadのバックアップファイルは、これらのフォルダのいずれかに入っています。

    3. その他のバックアップサービス

    Googleドライブ、Dropboxなどのクラウドストレージサービスや、専門のバックアップアプリを利用している場合、それぞれのサービスの保存場所にバックアップが保存されます。

    確認方法: 各アプリの設定を確認してください。

    Part3.バックアップから消したiPadデータを復元する方法【無料】

    方法1. iCloudバックアップから消去したiPadデータを復元

    iCloudを利用した復元は、シンプルで初心者にもおすすめです。バックアップされる内容は、設定によって異なります。写真、動画、アプリ、データなど、復元したいデータがバックアップされているか確認しましょう。

    注意点: iCloudの無料ストレージ容量は限られているため、容量が不足している場合は追加購入が必要になる場合があります。バックアップ作成後の変更点は復元されません。

    • 手順1: 「設定 > 一般 > リセット > すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。

      iPadを初期化する
    • 手順2: 初期化後の設定画面で「iCloudバックアップから復元」を選び、Apple IDでサインインします。

      iCloudバックアップを選択
    • 手順3: 復元が始まり、データが戻ります。この作業には時間がかかることがあります。

    iCloudバックアップからiPad写真を選択的復元

    iCloudバックアップからiPadの写真を選択的に復元する方法は、標準のiOS設定だけでは直接的に行うことができません。すべてのデータを一度復元し、不要なデータを削除する必要があります。しかし、iPadデータ復元ソフト【Tenorshare UltData】を利用することで、バックアップから特定の写真のみを選択して復元することが可能です。

    /launch-line-recovery

    方法2. iTunesバックアップから消えたiPadデータを復旧

    iTunesバックアップから消えたiPadデータを復元するには、基本的に以下の手順で行います。(macOS Catalina以降では、FinderでiPadを管理するようになりました。iTunesの代わりにFinderを使用します。)

    注意点: 復元すると、iPadの既存のデータはすべて新しいバックアップの内容で上書きされます。復元する前に、大切なデータはあらかじめバックアップを取っておくことをおすすめします。

    • 手順1: iTunesまたはFinderを開き、iPadを接続します。

      iPadをパソコンに接続
    • 手順2: デバイスの詳細画面から「バックアップを復元」をクリックします。

      バックアップから復元を選択
    • 手順3: 復元が完了したら、必要なデータが戻っているか確認してください。

    iTunesバックアップからiPadファイルを選択的復元

    iCloudと同様、iTunesの標準機能では、バックアップから特定のファイルだけを選択して復元することはできません。 iTunesバックアップは、デバイス全体のデータをひとつのファイルとして保存するため、復元する際は、バックアップに含まれるすべてのデータが一度に復元されてしまいます。

    iTunesの標準機能では難しい選択的復元ですが、サードパーティ製のiPadデータ復元ソフト【Tenorshare UltData 】を利用することで、バックアップから特定のファイルだけを選択して復元することが可能です。これらのソフトウェアは、iTunesのバックアップファイルを解析し、含まれるデータを一覧表示します。この一覧から、復元したいファイルを選択することで、目的のデータだけを復元することができます。

    /launch-line-recovery

    ︎Part4.バックアップなしに、完全に削除されたiPadデータを復元する方法

    バックアップなしで完全に削除されたiPadのデータを復元することは非常に困難ですが、試してみる価値はあります。

    方法1. データ復元ソフトを利用して消えたiPadファイルを復元

    バックアップがない場合でも、データ復元ソフトを使えばデータを取り戻せる可能性があります。これらのアプリは削除されたデータの断片を復元し、復元可能な範囲でデータを復元しようとします。今回は UltData iPadデータ復元 を例にご紹介していきます。

    Tenorshare UltData

    iPhone・iPadから消した写真を復元できるソフト

    Tenorshare UltData

    • バックアップなしでもiPhone・iPadから誤って削除されたデータが復元可能
    • 写真・動画・音楽・メッセージ・メモ・LINE・インスタなどのデータが対応
    • iCloud、iTunesバックアップからデータを選択的復元、上書きされません
    • 画面が割れたり、反応しなくなったりしたデバイスからでも、iOSシステムを修復し復元でき
    • LINEなどのSNSアプリをバックアップ&復元
    • 操作が簡単で、iPhoneをリセットせずに復元でき
    • UltData for iOSをインストールして起動します。接続したいデバイスを選択します。

      ultdata-iosを使う
    • デバイスを接続して、「写真」などをスキャンします。

      スキャンします
    • スキャン結果から、復元したい写真を選択します。復元を実行します。

      データを復元

    方法2. 専門業者に依頼して削除したiPad写真を復活

    自力で復元が難しい場合は、専門業者に依頼することも可能です。費用は高額になる場合がありますが、物理的な損傷にも対応できる場合があります。以下に、幾つかのおすすめの専門業者をご紹介いたします。

    AOSデータ復旧サービスセンター データスマート

    Part5.iPadデータ復元によくある質問

    iPadのデータ復元に挑戦する際、わからないことや不安に感じることが出てくることがあります。特に、バックアップからの復元作業中の注意点や、復元がうまくいかない理由についての疑問を持つ方が多いです。

    ここでは、データ復元に関するよくある質問を取り上げ、それぞれの疑問にわかりやすくお答えします。復元作業をスムーズに進めるために、ぜひ参考にしてください。

    質問1. iPadバックアップから復元作業中の注意点

    iPadのバックアップからデータを復元する際には、いくつかの注意点があります。まず、復元作業中はデバイスを操作しないようにしてください。復元中に操作を行うと、復元プロセスが中断したり、エラーが発生する可能性があります。

    また、Wi-Fi接続が安定していることを事前に確認しておくことも重要です。不安定なネットワーク環境では、復元作業が途中で失敗するリスクが高まるため、安定したWi-Fi環境で作業を行うようにしましょう。

    質問2. iCloudからiPadデータを復元する場合、iPhoneには影響する?

    iCloudを使ってiPadのデータを復元するときに、iPhoneに影響があるのではないかと心配する方もいます。

    しかし、iCloudのバックアップはデバイスごとに独立して管理されています。そのため、iPadのデータを復元しても、iPhoneや他のデバイスには影響を与えることはありません。安心して復元作業を進めてください。

    質問3. iPadのバックアップからデータが復元できないのはなぜ?

    iPadのバックアップからデータが復元できない原因はいくつか考えられます。まず、バックアップファイル自体が破損している可能性があります。バックアップ作成時に何らかのエラーが発生した場合、正しくデータが保存されていないことがあります。

    また、対象のデータがバックアップに含まれていない場合も復元はできません。このような場合は、バックアップを作成する際にどのデータが保存されているかを事前に確認しておくことが重要です。さらに、復元中に使用したApple IDやパスワードが正しいかどうかも確認する必要があります。

    以上の点を踏まえて、問題が解決しない場合は、他の復元方法を試すか、専門業者に相談することを検討してください。

    最後に

    iPadで失ったデータを復元する方法はさまざまありますが、バックアップがある場合はiCloudやiTunesを活用するのが最も簡単です。バックアップがない場合でも、 UltData iPadデータ復元 の力を借りれば、データを取り戻せる可能性があります。大切なデータを守るため、定期的なバックアップを心がけましょう。

    これらの方法を参考に、消えてしまった大切なデータをぜひ取り戻してください。

    関連記事: iPadでWord文書を復元する方法のまとめ

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