データ移行後の古いiPhone/iPadを初期化する方法

今、新しいiPhoneやiPadが発売されていますよね。それに伴い新しいiPhoneやiPadに変えるという方も多いのではないでしょうか。その際に使わなくなった古いiPhoneやiPadはデータ移行後、初期化することもあると思います。初期化は普段なかなか使うことがなく、わからないという方のためにもいくつかここで紹介していきたいと思います。

方法1、設定からiPhone/iPad初期化

設定からiPhone/iPad初期化する方法は、初期化するうえで1番使われている簡単な初期化の方法かもしれません。iPhone/iPadひとつでサクッとできるのがメリットです。さっそく初期化する手順を紹介していきます。

Step1： iPhone/iPadのホーム画面にある「設定」を押します。
Step2：設定のなかにある「一般」を押します。
Step3：下の方にある「転送またはiPhone/iPadをリセット」を押します。
Step4：「すべてのコンテンツと設定を消去」を押します。「続ける」を押します。

ヒント：

※ここでパスコードを設定している場合は、パスコードの入力画面が表示されますので、パスコードを入力して下さい。

Step6：「アップロードを完了してから消去」または「今すぐ消去」のどちらかを選択し押します。
Step7： Apple IDのパスワードを入力して「オフにする」を押します。
Step8：「iPhone/iPadを消去」を押します。

以上が設定からiPhone/iPad初期化する手順になります。iPhone/iPadの画面に「こんにちは」と表示されていれば、初期化の完了です。

方法2、iPhone/iPadをリカバリーモードにして初期化

リカバリーモードはAppleの公式の初期化方法です。リカバリーモードとは何かしらの原因でiOSデータが破損してしまい、正常に起動できなくなった場合に、iOSを更新・初期化することで解決することです。

こちらのやり方ではパソコンが必要になります。また、パソコンでiTunesをダウンロードしておく必要がありますので準備をしておきましょう。iTunesがダウンロードしてある場合は、最新の状態になっているかチェックしておきます。では、リカバリーモードでiPhone/iPad初期化する手順を見ていきましょう。

Step1： iPhone/iPadの電源をオフにしパソコンに接続します。接続後、リカバリーモードを起動します。※iPhone/iPadの機種によってリカバリーモードの起動方法が異なりますので、使っている機種を確かめてから操作してください。

iPhone7以前の機種の場合：「スリープボタン」＋「ホームボタン」を同時に長押しします。
iPhone７の場合：「スリープボタン」＋「音量を下げるボタン」を同時に長押しします。
iPhone8以降の機種の場合：「音量を上げるボタン」を押し、続いて「音量を下げるボタン」を押したら、「サイドボタン」を長押しします。
ホームボタンのあるiPadの場合：「スリープボタン」＋「ホームボタン」を長押しします。
ホームボタンのないiPadの場合：「スリープボタン」＋「音量を上げるボタン」を押してすぐに離し、次に「音量を下げるボタン」を押してすぐに離します。最後に「スリープボタン」を長押しします。

Step3：リカバリーモードを起動後、しばらくするとiPhone/iPad の画面にiTunesマークが表示されます。
Step4：パソコンでiTunesが起動されたら「復元」を押します。

これでリカバリーモードでのiPhone/iPadの初期化は完了です。

方法3、ReiBootで古いiPhone/iPadを初期化

方法1や方法2などのiPhone/iPadを初期化する方法を試してみても、初期化ができない場合や難しくてわからないといった場合には、ReiBootを使用してみると良いと思います。ReiBootは画面に操作ガイドが表示されるため、初めての方でも安心してお使いいただけます。それではさっそくTenorshare Reibootを使って、iPhone/iPadの初期化する手順を紹介していきます。

ReiBootをパソコンにインストールし起動します。パソコンにiPhone/iPadをAppleの「純正USBケーブル」を使い接続します。
デバイスが認識されたら「デバイスをリセット」を押し、「完全リセット」を選択します。
ファームウェアパッケージをダウンロードしたら「リセット開始」を押します。

リセットが完了しましたと表示されたらiPhone/iPadの初期化終了です。

補足：iPhone/iPadデータの移行・初期化する際の注意点

iPhone/iPadデータを移行・初期化する際の注意点をみていきましょう。

1、万一に備え、最新のバックアップを取る

iPhone/iPadデータの移行時にエラーが起きてデータが消える可能性はゼロではありません。万一に備えて最新のバックアップを取りましょう。

2、アプリの引き継ぎ方法を確認する

データ移行後ではアプリの引き継ぎができない可能性があります。事前にアプリごとに引き継ぎ方法を確認しましょう。

3、Googleなどのアカウントの情報をメモしておく

Googleなどのアカウント情報がわからなくなると再びサインインできなくなる恐れがあります。必要な情報はメモしておくと安心ですね。

4、iCloud、App Storeからサインアウトする

何らかの要因によって初期化時に自動的にサインアウトされなかったら困りますので、iPhone/iPadを初期化する前にiCloud、App Storeからサインアウトしておきます。

5、iPhone/iPadの「探す」をオフにする

アクティベーションロックがかかると次の使用者がiPhone/iPadを利用できなくなりますので、忘れずにiPhone/iPadの「探す」をオフにしましょう。

6、iPhone/iPadの「探す」をオフにする

【Suicaを使用する場合】古いiPhone/iPadのSuicaを削除する古いiPhone/iPadでウォレットアプリを起動して移行したいSuicaを削除すると新しいデバイスのウォレットアプリからSuicaを再設定できるようになります。

まとめ

データ移行後の古いiPhone/iPadを初期化する方法についてを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。初期化に困ったらまずはReiBootを使ってみてください。指示に従って進めていくだけなのでとても簡単に使えます。さらに初期化する以外にもiOSデバイスの不都合を改善する機能などがついていますので、活躍すること間違いなしかと思います。